本日はお忙しい中お集まりいただきましてまことにありがとうございます。
早速この度弊社が開発に成功しました「酔いどれ専用車両」について、ご説明させていただきます。

年末年始、忘年会だ新年会だ挿し納めだ秘め始めだと、何かと宴会の多い季節でございます。
皆様も、電車には辛うじて乗れたものの気分が悪くて各駅下車ですとか、つり革につかまっているつもりが振り子の様に電車の振動に振り回されて吹っ飛ぶですとか、眠りこけてしまって「お客さん、終点だよ！」を地で執り行ってしまうですとかいった経験がおありなのではないかと拝察いたします。

電車の中で気分が悪くなっても良かったら、乗り過ごさないような機能があったら、あるいはいっそのこと横になってしまえれば。そうお思いの方も世間には多いものです。

お手数ですが、こちらのグラフをご覧いただけますでしょうか。
弊社が独自に調査をいたしましたところ、「酔いどれに電車は辛い」というご意見が97％を占めました。
皆様、同じ事を考えていらっしゃるようです。

そこで弊社がご提案します「酔いどれ専用車両」の出番でございます！

シートはフルフラット！というかむしろ床！！
布団を持ち込まれましてもそのまま横になられましても大丈夫なように、ビニールシートを一面に貼り付けてございます。
この車両の特徴と致しましては、スプリングが一般的な車両のものよりも固めに設定してございます。
一般車両よりも振動が増幅されますので、眠りこけ過ぎて気付くと終点などという事態も避けられる仕様になってございます。

そして2ｍ間隔で弊社が開発しましたエティケットタワーが設置してございます！
これは30ｃｍほどの高さの箱にエティケット袋を取り付けてあるものでございまして、酔いどれの皆様にありがちな電車でオエップ状態を回避する品物にございます。
えづいたらエティケットタワーへ頭を突っ込まれればそれでOK！床を汚すことも、周りのお客様に音以外でご迷惑をおかけすることもございません。
ちなみにこのエティケット袋は水溶性でございますから、そのままお流しになられれば証拠隠滅もばっちりでございます！

あ、申し忘れましたがエティケットタワーは小さな水洗トイレのような形状でございますから、エティケット袋無しでもそのままエレっとでたアレを流してしまうことも可能でございます！

これからの季節は女性専用車両よりも酔いどれ専用車両！
皆様の会社でも、酔いどれ対策に酔いどれ専用車両を導入されましてはいかがでしょうかっ！！


JR東●本社員「そろそろ忘年会の時間だね。出ようか」
●京メトロ社員「そうだね。」