index / about / ARTIST / TIME TABLE / LOG / EXTRA / SPECIAL THANKS / MAIL
「冬休みをとことん楽しもう。」

これが現時点の目標だ。冬休みに楽しむ要素はたくさんあるが、反面楽しめない要素も存在する訳で、その1つ。いや、「全て」と言っても過言ではないものが、宿題である。
冬を満喫するためには、まず宿題を終わらせなければならないと思う。そんな僕に先生からの朗報が。
「国語は、漢字テキストの半分〜最後までだから。」
冬が上手くいくかもしれない。友人に応援されつつ、僕は口より筆を速く進めた。
そして昨夜、漢字テキストが終わった。でもまだこれでは終わらない。僕には最大の宿敵、ワークブックがあるからだ。
日頃、ワークなれしていない僕に立ちはだかる最大の壁。ワークは早々ここを越えさせてはくれないはずだ。僕はただひたすらに、ワークブックとの戦闘を続けた。
ページ後半。僕の得意分野の漢字がきた。僕はもう、ワークブックを倒せる体制にある。あとはココを突っ走るだけだ。

問4 (1)次の漢字の読み仮名を書きなさい。







泣けてきた。まさか最大の敵が、頑張ってきた僕に「お疲れ。」の言葉をかけてくれるなんて……。
「ありがとう。」こう呟いた。
ワークブックが、僕に微笑みかけてくれたかのように思えた。
解答欄に「おのれ」と書き込んだ僕は、何故だか凄い悲しい気持ちになった。
ワークブックという最大の宿敵の最期の言葉。
ありがとう。そして、さよなら。

そして俺……。




「おつ。」



Copyright © 2005 中村. All Rights Reserved.
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送