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メリークリスマス☆みなさまはいかがおすごしでしょうか?

さて、クリスマスのディナーに欠かせない三つのものがあります。みなさんはご存知ですか?そうですね、一つ目はワインです。ワイン片手に優雅に過ごすのが、この聖なる夜にふさわしいのではないでしょうか。赤ワインか、白ワインか?赤か、白か?

〜〜Red or white?〜〜
18世紀末のネパールのジャヨで起こった民衆運動。現体制への反抗者あるいは、反抗的思想をもっているとみなされた者は捕らえられ、柱に縛り付けられ、この質問をされる。赤とは共産主義者という事をあらわす。縛られた状態で、広場の真ん中で服をすべて脱がされ、もし恥ずかしさで顔が赤くなったらその者は共産主義者である。もとから顔が赤みがかった者は顔に小麦粉を塗りたくってからおこなう。また、白とは白人主義者をあらわす。やはり縛り付けられたまま、頭からヤギの乳をかぶせる。半日ほうっておいて、もしハエがとまったらその者は白人主義者である。オチはない。〜〜



という訳で、この聖夜に相応しい感動の物語をお教えしましょう。



――――「聖夜の自暴自棄」――――――――


3年前のクリスマス、私は一人書斎でスコッチ・ウヰスキーを飲んでいた。街の賑やかなムードも私をイライラさせるばかりだった。街中が赤と緑でコーディネートされている。

「(歩行者用)信号機かよ!」

それから私はドナドナを口ずさみながら売られていく可愛い子牛を思い浮かべた。そして本棚の『論語』を手に取って叫んだ。

「それは孔子だろ!」


私は破れかぶれになってしまった。今からサンタのコスチュームをきて銀行強盗でもしようかな、そう思った。いや、思うが先か、後か、とにかくそのとき後ろから何か者かが近づくのがおぼろげながらも確かに感ぜられた。

私は―――

1.おそるおそるふりかえった。

2.彼女が来たのだな、と思い、満面の笑みでふりかえった。

3.「君が、好きだ。」

4.最期の力を振り絞り立ち上がった。

5.こ、このプレッシャー、サンタクロースか?








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1、
そこにいたのはスノーマンでした。私はとっさにポケットのカイロを握りしめました。暖かさが私を冷静にしてくれます。
私「こ、こんばんは」
ス「……こんばんは!」
私「雪だるまが喋った!」
雪男「ガオー」
私「うわぁ〜」
雪男「ガオー」
私「うわぁ〜」
雪男「そんなにはしゃがないでくださいよ」
私「あ、ごめん。クリスマスだったからテンション高くて。ジングルしてる?」
雪男「あと、自分ピザ届けにきただけですから」
私「っ、出て行け!この悪党めが!貴様も莫迦な、嫉妬深い、猥褻な、図々しい、うぬ惚れきった、残酷な、虫の善い動物なんだろう。出て行け!この悪党めが!」
雪男「ですから、ピザを…」
私「ガオー」
雪男「うわぁ〜」
私「お逝きなさい」
私はホッカイロを投げつけました。
雪男「あひ〜ん」
スノーマンはみるみる溶けてしまいました。もうそこにはスノーマンのとがった鼻だった赤いにんじんと、つぶらな瞳だった牛の眼球と、それから緑色の帽子だけしか残っていませんでした。空からは雪。そうしてやっと静かになった聖なる夜を、家族と過ごしに私は部屋へと戻ったのでした。私は満ちたりた気持ちでいました。だれも知らなくとも、この聖なる夜の安息を守ったのは私なのですから‥‥

いかがだったでしょうか。あなたがあなたの大切な人といつまでも幸せでいられるよう祈りたいと思います。きっといつもより素敵な夜が訪れることでしょう。それでは引き続き、除夜の祭をお楽しみください――――



presented by useful-tajima, thank you.










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2、
2を選んだ貴方↓↓↓
☆☆ほんとは寂しがりやかも知れません。もっと家族に甘えてみましょう☆☆あと息がくさい。
ラッキーパーソン:☆家庭数の人☆


もう一度占う














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3、
私は大変貧しい家庭で育ちました。父も母も真面目に一生懸命働いていましたが、暮らしは楽になり
ませんでした。ですから子供の頃は日々の暮らしに精一杯で贅沢はまったくできませんでした。
ただ私の誕生日の日だけは例外でした。私の誕生日は12月25日、クリスマスです。だから1年のうちでその日だけは、
夕飯にカルピスがでる決まりでした。私は毎年毎年その日がとても楽しみでした。そして、大人になったらイヤという
ほどカルピスを飲もうと心に決めました。

始めての給料で私はカルピスをたくさん買いました。しかし、飲んでみると私の知っているカルピスと味が違うのです。後でわかったんですが、子供の頃にカルピスだと親に言われて与えられてた飲み物は牛乳だったのでした。でも私は両親を責めたりはしません。あの2人もクリスマスくらい子供に夢を見せたかったのでしょう。
全ての人にメリークリスマス。牛乳、うめー!



〜Good End〜








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4、
★いや、はやまるな。

★立ち上がってどうする?お前なんかに何ができるというんだ。

☆そんなことっ!やってみなければわからないじゃないかっ!

★あきらめてしまえ。その体で何ができる?今度こそ、本当に力尽きて倒れるだけだ。

☆それでも、たとえそれでも立ち上がらなければならない時だってあるっ!それがっ、今なんだっ!






私は立ち上がることを断念した。
そして残された最期の力で何をしようかと考え始めた。
今までの人生が走馬灯のように私の頭の中を駆け巡ったが、その走馬灯は今の私や私の人生とくらべるとあまりに綺麗すぐるくらいに編集されていたため、私に「マッチ売りの少女」の物語を連想させた。
たしか少女がマッチに自分の理想を映しだして――という話だったか。視界に拡がる嫌に暖かくライトアップされた町並み。視線の定まらない私にはそこかしこにマッチの灯がうかんでいるように見えた。それぞれの灯は私のそれぞれの走馬灯を映していた―――



屁だ。




屁がしたい。

私は私の残された最期の力をつかって屁をしたくなった。寒さのためか、長い間何も食べていないせいかわからないが、屁がしたくなったのだ。


そのような最期は、まさにこれ以上ない恥だ。理性が訴えてくる。
しかし私は負けなかった。私は屁がしたかったのだ。




もう何も聞こえなくなった。視界もない。においも感じられないだろう。

それでも私は屁がしたかった。

私は集中した。神経を研ぎ澄ます。冷え切った体の、ただ一点に力をこめる。恐怖はもちろんある。理性が邪魔をしてくる。だが、私は負けるわけにはいかなかった。失敗するイメージを掻き消しながら、私はただひとつの理想を追い求めた。








‥‥‥終わった。終わったようだ。屁が出たかどうか、果たして実感することはできなかった。それほどまでに私は磨耗していただけのことだ。私は不思議な満足感につつまれていた。とにかく私は負けなかったのだ。私は―――


もう一度余韻に浸ろうとしたとき、私はすでに眠りに落ちていた。私は町の灯りもすでに消えていたことに気がつかなかった。だが、とうとう私は負けなかった。




頑固にも志を貫き通した、一人の人間のドラマがそこにはあった。
あなたは守るべきものをもっているだろうか。
だが、守るべきものを守り通した者がたしかにそこにいたのだ。
今年の初まりに願ったことさえうやむやな現代の私達に、何か大切なことを伝えてくれたに違いない。
私には、そう思えて仕方がないのだ―――










サンクス、サンクス。



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